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フェイスリフト 症例解説 (画像あり)
今回は70代女性のフェイスリフトの症例を解説していきます。
以前この症例解説で、70代女性のフェイスリフトの解説を行いましたが、
今回の方は、70代の割にはタルミやシワが多い方です。
60代、70代ともなると、加齢による弛み方にもかなり個人差が現れます。
一般に痩せている方ほど、タルミやシワが多くなりがちです。
上の写真はフェイスリフトの術前のものです。
全体的にシワとタルミが多く感じられますね。
東洋人は加齢とともに弛みが生じてきますが、シワは意外と増えません。
これに対して西洋人は皮膚が薄いので、加齢によりシワがかなり増えます。
この方は西洋人の肌質ではないのですが、痩せていらっしゃるので
タルミとシワが多いのだと思います。
では、この方にはどのような施術が効果的なのか、どの部分が最も加齢を
現わしているのか、皆さんと一緒に見ていきましょう。
顔全体のタルミやシワが多いので、当然フェイスリフトの皮下剥離範囲も
通常よりは広い範囲で行わなければなりません。
上の図は通常の剥離範囲よりも広めた部分(青の部分)です。
タルミに関しては、この方は頬よりも特に首の弛みが目立ちます。
「チキンネック」とも呼ばれ、首の皮膚だけでなく広頚筋にも弛みが
及んでいるので、広頚筋のSMASも同時に引き上げなければなりません。
首の皮下剥離も首全体を剥離しなければなりません。
上の写真はフェイスリフトの術前と術後ですが、特に目立つ首の部分のアップの写真です。
しっかり剥離をして、広頚筋のSMASまで引き上げないと、ここまでの効果は
現れません。
もう一つ気になるのが目の下の部分です。
お顔全体、首の弛みから見ると、ほんの少しの弛みに見えますが、フェイスリフト
によってお顔全体が若返ると、目の下の弛みだけが取り残された状態になり、
アンバランスな若返りになってしまいます。
上の写真は同じ方の目の下の弛み取りの術前と術後です。
さあ、これでお顔全体から首まで、全ての範囲で若返りました。
このくらいタルミとシワが多い方ですと、一か所だけ残しがあると、そこだけが
非常に目立ってしまいがちです。
フェイスリフト+目の下の弛み取りの術前と術後です。
バランス良く、キレイに若返りました。
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