横浜で働く美容外科院長の美容整形ここだけの話

横浜で働く美容外科院長の美容整形ここだけの話

横浜美容クリニック院長 白井邦雄が、美容整形の症例のご紹介や解説、美容整形に関する話題、日々の出来事などをお届けするブログです。

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2019.11.27

切らない目の下のタルミ取りは何歳まで可能か (画像あり)

当院の施術でフェイスリフトに次いで多い「切らない目の下のタルミ取り(くま取り)」
「タルミ取り」という言葉が入っていますが、実際は眼窩脂肪だけを取り除く手術です。
加齢による目の下の皮膚のタルミを取り除く手術ではありません。
ただし、眼窩脂肪による膨らみが改善することによって、タルミが目立たなくなる
場合もあります。

本来、切らない目の下のくま取り(脂肪取り)の手術はタルミの無い年代(10代~20代)
を対象に行っていた手術です。
30代はまだ弛みが少ないので、当院では一応「切らない目の下の脂肪取り」の適応、
としています。


上の写真は20代女性の切らない目の下のくま取り(脂肪取り)の術前と術後です。
たるみが無いので、術後はキレイに平らになっています。
もちろん術後の脂肪注入、PRPP等の注入は、必要が無いので行っていません。


上の写真は30代女性の切らない目の下のくま取り(ふくらみ取り)の術前と術後です。
この方も弛みはほとんど無いので、術後はキレイに平らになっています。

問題となるのは40代です。
40代でも目の下の膨らみが緊満していてシワっぽくない場合は、「切らない目の下の
くま取り」の手術が適応になります。
しかし、目の下の膨らみがかなり大きい場合(特に男性)、あるいはシワっぽくて
タルミの多さを表している場合は、切らない目の下の脂肪取りによって、しわくちゃの
余計に弛んだ状態になりやすいです。
何故なら、弛んだ皮膚はそのままで中身の脂肪だけが減るので、当然皮膚はなおさら
弛んでしまい、シワが沢山増えることになります。
この場合は、目の下のタルミ取り(切る手術)が適応になります。

切る手術、となると皆さんダウンタイムを気になさいますが、切らない手術も
切る手術もダウンタイムは同じ1週間で、違いはありません。


上の写真は40代男性の切らない目の下のくま取り(脂肪取り)の術前と術後です。
膨らみが緊満していて、目の下がシワっぽくなかったので、切らない手術を行いました。
術後はシワが増えることもなく、ほぼキレイに平らになっています。


上の写真は40代男性の切る目の下のタルミ取り手術の術前と術後です。
目の下の膨らみがかなり大きく、しかもシワっぽい状態だったので、切る手術を
行いました。
下まつ毛の生え際を切開して行いますが、傷跡はほとんど分からなくなります。
したがってお化粧の出来ない男性でも気軽に受けられる手術なのです。

50代以降の方は、確実に弛みの要素が大きいので、切らない目の下のタルミ取りの
手術はお勧めしておりません。


上の写真は当院で行った50代女性の切らない目の下のタルミ取りの術前と術後です。
カウンセリング時に、シワが増えるのでお断りしたのですが、本人の強い希望で
切らない目の下のタルミ取り(くま取り)の手術を行いました。
当院で行った50代の唯一の症例です。
本人は納得済みですが、術後はシワがかなり増えています。

切らない目の下のタルミ取り(くま取り)は30代までが適応になります。
40代は人によって適応になる意場合があります。
50代以降の方は、切るタルミ取りの手術が適応になります。