今回も目の下のタルミ取り、目の下の脂肪取りについてご説明いたします。

以前であれば、４０代以降の方は迷うことなくタルミ取りの手術を勧めていました。

最近はインターネットを通して皆さんが「目の下の脱脂術」を事を知るようになり、

皮膚を切らないのであれば「目の下の脂肪除去」を受けたい、ということで

「目の下のタルミ取り」は敬遠されるようになってしまいました。

６０代以降の方でさえ「目の下の脂肪除去」を希望されて来院されます。

でも、脂肪除去はあくまでも脂肪だけを取り除くのであって、タルミには効果がありません。

若い方で目の下の膨らみがある場合、眼窩脂肪が原因の全てですが、

加齢と共に少しずつタルミの要素が加わってきます。

つまり、（脂肪＞タルミ）であれば、目の下の脱脂術が適応になりますし、

（脂肪＜タルミ）であれば、目の下のタルミ取りの手術の適応になります。

ただし上の適応はあくまでも目安であり、本人の強い希望も尊重しなければなりません。

上の写真は５０代後半の女性で、切らない目の下の脱脂術の術前と術後です。

年齢的にもタルミの要素が大きく、術後に皮膚が萎んでシワが増えることもお話しました。

もちろん目の下のタルミ取りの手術をお勧めしましたが、本人の強い要望で

切らない目の下の脂肪取りの手術を行いました。

この手術はタルミに対しては効果が無いので、今まで中に詰まっていた脂肪が無くなった分、

皮膚が萎んで右の写真のようにシワが増えてしまいます。

それも全て納得済みで、暗い印象が無くなり、本人は大満足です。

このように常識的にはタルミ取りの手術が適応になっても。ご本人が強く希望されれば

切らない目の下の脱脂術を行う事もあります。

この場合、ほとんどの方が術後の結果に満足されます。

こうしてお顔全体の写真で見ると、暗い印象が無くなっていますね。

ご本人にとっては、シワよりも暗い印象の方が重大な悩みだったのですね。

次回も引き続き目の下についてお話いたします。

横浜美容クリニック（美容外科）　横浜美容クリニック（美容皮膚科）