横浜で働く美容外科院長の美容整形ここだけの話

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横浜美容クリニック院長 白井邦雄が、美容整形の症例のご紹介や解説、美容整形に関する話題、日々の出来事などをお届けするブログです。

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  • 刺青(タトゥー)除去
2020.09.15

刺青除去 (足) (画像あり)

今回は足首近くの刺青除去の症例です。
刺青除去に際して、手術が可能か否か、可能であれば何回の手術で取り除けるか。
上記は刺青の大きさはもちろんですが、どの部位に刺青があるかも非常に重要な
要素になります。
つまり、皮膚の伸展性が良い部位か悪い部位かにかかってきます。

皮膚の伸展性が悪い部位としては、肩、鎖骨部、耳後部、前胸部中央、下腿、足が
挙げられます。
特に下腿の前面(すね)、足首、足の甲は最も皮膚の伸展性が悪い部位です。
したがって、ワンポイントの刺青でも、部位によっては1回の手術で取り切れない場合も、
あるいは手術不可能な場合もあります。

今回の症例は2個の刺青が足首近くにある症例です。

上の写真は足首前面の刺青除去の術前と術後1週間目です。
十字の横幅が1センチ以下だったので、何とか1回の手術で取り除くことが出来ました。
この刺青の側面、やや上方に星形の刺青が見えますが、この刺青も同時に
手術しました。

上の写真は同じ方の足首(くるぶし上)の刺青除去の1回目の術前と術後1週間目です。
小さな星型の刺青ですが、幅が約2センチあり、1回の手術では取り切れませんでした。
いかに皮膚の伸展性が悪いか、お分かりいただけると思います。
2~3か月後に2回目の手術を行う予定です。

足首あたりには、大きな刺青は入れないでくださいね!