横浜で働く美容外科院長の美容整形ここだけの話

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横浜美容クリニック院長 白井邦雄が、美容整形の症例のご紹介や解説、美容整形に関する話題、日々の出来事などをお届けするブログです。

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  • 目の下脱脂(切らない目の下くま取り)
  • 40代の症例
  • 男性
  • 目の周りのタルミ
2017.03.01

目の下の膨らみ:脱脂術と弛み取り、どちらが効果的? (画像あり)

目の下の「くま」「膨らみ」が気になる場合、切らない目の下の脱脂術が良いのか、

それとも切る弛み取りの手術が良いのか、いつもいつも悩むところですね。

目の下の膨らみに関して、非常に多くの患者さんが当院にいらっしゃいますが、

その年齢の幅広いこと!

10代から上は何と70代までいらっしゃいます。

そして、当然切らない脱脂術を希望されます。

切らない目の下の脱脂術は、その言葉通り眼窩脂肪だけを取り除く手術です。

決して弛みが無くなるわけではありません。

でも、皆さんにとって目の下の膨らみの原因は、若かろうが年を取っていようが

脂肪にしか見えないのです。当然ですね。

だから、年配の方に「その膨らみの原因は脂肪ではなく、加齢による弛みですよ」

と言うのがちょっと辛いです。

でも、加齢による弛みが多い方に脱脂だけを行うと、目の下の皮膚は余計に

弛んでしまい、シワも増えて逆効果になってしまいます。

では、なぜ加齢による弛みでも目の下は若い方と同じように膨らむのでしょうか。

原因は2つあります。

一つ目は加齢によって眼球を支えているじん帯にゆるみが生じ、眼球が下方に

落ち込みます、眼球の落ち込みにより、奥にあった眼窩脂肪が前方に

押し出されて膨らみが生じます。

eye_kuma_i_01eye_kuma_i_02

もう一つは下まぶたの皮膚やその下の眼輪筋に弛みが生じ、眼窩脂肪を奥に

押さえ込んでいる力が弱くなり、徐々に眼窩脂肪が前にせり出して膨らみが生じます。

 

いずれにしても、上記の状態で眼窩脂肪だけを取り除いても弛みはそのまま残るので、

中身を失った皮膚はなおさら弛んでしまい、シワも増えてしまいます。

眼窩脂肪>弛み・・・であれば「切らない目の下の脱脂術」

眼窩脂肪<弛み・・・であれば「目の下の弛み取りの手術」

(FA)下部分モニターop前(FA)下部分モニターop後

上の写真は40代男性の目の下の弛み取りの手術の術前と術後です。

40代は目の下の脱脂術か弛み取りの手術かの境界線上です。

ある方は目の下の脱脂術だけで十分綺麗になるでしょうし、

ある方は弛み取りの手術の方がはるかに綺麗になります。

上の症例の方に脱脂術だけを行っていたら、皮膚はさらに弛んでシワシワに

なっていたでしょう。

*目の下の脱脂術に関して詳しくはこちらから

*目の下の弛み取りの手術に関して詳しくはこちらから

 

50代以降では、ほとんどの方が脱脂術ではなく弛み取りの手術の方が

はるかに綺麗になると私は考えています。

目の下の脱脂術と弛み取りの手術の場合、どちらの手術が適応か、

よりもどちらの手術がより綺麗になるか、が重要だと思っているからです。

 

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