今回も蝶々の刺青切除のお話です。

蝶々の絵柄の刺青は全て十字に切除するわけではないのですが、
分割手術の回数が少なくて済む場合が多いので、十字の傷跡になることを患者さんが
了解されれば、十字の切除法で行います。

前回の症例は、就職が迫っており期間に余裕が無かったため一度で切除しましたが、
傷への負担を考えると２回に分割して行うべき、と思います。
もちろん刺青の大きさにもよります。

二の腕の刺青切除の術前と２回目の術後１週間目です。

背中の刺青除去の術前と１回目の術後１週間目です。
蝶々ではないですが、絵柄の形としては同じなので、十字に切除しました。
通常の１本の傷跡で切除する場合は、３回の分割手術になるはずです。

腰の刺青除去の術前と１回目の術後１週間目です。
通用の１本の傷跡で切除する場合は、やはり２回の分割手術になりますが
もっと長い傷跡になります。

以上、蝶々の刺青切除特集でした。

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