切らないフェイスリフトは、糸リフトやHIFU、レーザーなどメスを使わない若返り施術。効果や持続期間、ダウンタイム、副作用リスクまで解説し、後悔しない選び方を紹介します。
加齢による顔のたるみやほうれい線が気になるけれど、メスを使う手術には抵抗がある。そんな方に注目されているのが「切らないフェイスリフト」です。糸リフトやHIFU(ハイフ)、RF治療、ヒアルロン酸注入など、傷跡や長いダウンタイムの心配が少なく、日常生活への影響を最小限に抑えながらリフトアップが目指せる施術が増えています。しかし一方で、「やらなきゃよかった」「後悔した」といった口コミや失敗例があるのも事実です。 そこで今回は、切らないフェイスリフトの主な種類や効果、持続期間、注意点をわかりやすく解説します。施術を検討する際の参考にしてみてください。
切らないフェイスリフトとは?

切らないフェイスリフトとは、皮膚を切開せずに顔のたるみを改善する美容医療の総称で、メスを使わない点が特徴です。ダウンタイムが短く、傷跡の心配も少ないため、日常生活や仕事への影響が最小限に抑えられます。加齢によるほうれい線や輪郭のゆるみを気にする30〜50代の女性を中心に支持され、美容医療が初めての方でも挑戦しやすい傾向にあります。施術法には次のような種類があり、それぞれに特徴や持続期間が異なります。
- 糸リフト:皮膚を糸で引き上げ、即効性と1年半程度の持続性を兼ね備える
- HIFU(ハイフ):超音波で筋膜に刺激を与え、3〜6か月ほどの引き締め効果が見込める
- RF治療:高周波による熱エネルギーで皮膚を引き締める施術
- ヒアルロン酸注入:肌にボリュームを与え、半年から1年ほど形状を維持する
- 脂肪溶解注射:脂肪を減らすことでフェイスラインを整えるが、個人差が大きい
それぞれの方法には適応や効果に違いがあるため、自身の悩みや目的にあわせて選ぶことが大切です。
切らないフェイスリフトの主な施術の種類

メスを使わずに顔のたるみを改善できる「切らないフェイスリフト」には、さまざまな施術法があります。ここでは代表的な施術法について解説します。
糸を使ってリフトアップする「スレッドリフト(糸リフト)」
スレッドリフト(糸リフト)は、トゲ状の付いた溶ける糸を皮下に挿入し、下垂した皮膚や脂肪を引き上げる「切らないフェイスリフト」の一種です。メスを使わずにリフトアップが可能で、直後からフェイスラインの変化やほうれい線の軽減を実感しやすい点が特徴といえます。さらに、糸の刺激でコラーゲン生成が促されるため、肌のハリや弾力が高まる美肌効果も期待できます。
実際に横浜美容クリニックでは、30代前半の女性に対し、口角付近に片側2本ずつ糸を挿入したところ、左側のほうれい線が特に目立ちにくくなり、自然なフェイスラインへと改善されました。軽度なたるみに悩む方や、ダウンタイムを抑えたい方に適した施術です。

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超音波で引き締める「HIFU(ハイフ)」
HIFU(ハイフ)は、超音波の熱エネルギーを皮膚の深層に届け、顔の土台ともいえるSMAS筋膜を引き締める施術で、「切らないフェイスリフト」の一種です。熱による刺激によってコラーゲンの生成が促され、たるみの改善とともに肌のハリや弾力の向上も見込めます。
施術後、約3週間ほどで変化を感じやすくなり、効果のピークは1〜2か月後とされます。持続期間はおおよそ3〜6か月程度で、ダウンタイムがほとんどなく、施術時間も30〜60分と短いため、忙しい方でも日常生活に支障なく受けやすい点もメリットです。
ただし、効果には個人差があり、極端に脂肪が少ない方や皮膚のたるみが強い方は、十分なリフトアップを実感しにくいこともあります。
高周波の熱でたるみを改善する「RF(ラジオ波)治療」
高周波の熱エネルギーによって、肌のたるみや小じわの改善を目指す「RF(ラジオ波)治療」は、切らないフェイスリフトの中でも人気の高い施術法です。RF波を真皮層や皮下組織に照射することで、コラーゲンやエラスチンの産生が促され、肌のハリと弾力の向上が期待できます。さらに、熱による組織の収縮作用によりフェイスラインが引き締まり、毛穴の開きや肌質全体の改善にもつながります。
使用される代表的なRF機器には、それぞれ異なる強みがあります。
- サーマクールCPT:肌に均一な熱を与えることで引き締め効果を発揮し、施術後2〜3か月でリフトアップが長く続くとされている
- モフィウス8:皮下脂肪層までエネルギーが届きやすく、目元のたるみや小じわ、クマの改善に優れた作用をもつ
- シルファームX:肝斑やニキビ跡にも対応可能で、肌質を滑らかに整えながらダウンタイムを最小限に抑えられる点が魅力
- エンブレイスRF:脂肪を溶解しながら肌を引き締めるという、2つの効果を同時に得られるハイブリッド型の治療が可能
切開をともなわずダウンタイムも少ないため、美容医療が初めての方にも選ばれやすい方法といえるでしょう。
ボリュームを補って引き上げる「ヒアルロン酸リフト」
ヒアルロン酸リフトは、加齢によって失われた顔のボリュームや皮膚の土台を補うことで、自然なリフトアップ効果をもたらす「切らないフェイスリフト」の一種です。従来のシワ改善を目的とした注入とは異なり、顔全体の構造を意識し、骨の萎縮や靭帯のゆるみに対応するように注入されます。その結果、フェイスラインの引き締めやほうれい線の緩和、頬のリフトアップなど、複合的な若返りが期待されます。
施術には以下のような特徴があります。
- 効果:たるみの改善、フェイスラインの引き締め、ハリや潤いの向上
- 注入部位:骨の上や靭帯周辺、ボリュームが減少した部位
- 施術時間:約30~60分
- ダウンタイム:腫れや内出血が生じることもありますが、軽度で翌日からメイクが可能
- 効果の持続:おおよそ1~2年(個人差あり)
即効性と自然な仕上がりが魅力で、切開に抵抗がある方や美容医療初心者からも支持されています。また、ヒアルロン酸は繰り返しの施術によってなじみやすく、持続的なリフトアップ効果を維持しやすいというメリットもあります。
脂肪を減らして輪郭を整える「脂肪溶解注射・脂肪吸引」
脂肪溶解注射や脂肪吸引は、余分な脂肪を取り除いてフェイスラインを整える「切らないフェイスリフト」の一種です。脂肪溶解注射(例:BNLSアルティメット)は、植物由来成分で脂肪細胞を分解し、老廃物として体外に排出させる施術で、腫れや痛みが少ない点が特徴です。1週間ごとに3〜5回繰り返すと、自然な小顔効果が期待できます。
一方、脂肪吸引は数ミリの切開からカニューレを挿入し、皮下脂肪を直接取り除く方法で、1回で半永久的な効果が見込まれます。ダウンタイムは数日〜1週間とされ、明確な変化を望む方に適しています。
たとえば横浜美容クリニックでは、20代女性のフェイスラインにBNLSを5回注射し、回数を重ねるごとに輪郭がすっきりと整いました。仕事の都合で休めない方には脂肪溶解注射、即効性を重視する方には脂肪吸引が向いています。

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切らないフェイスリフトの効果と持続期間

切らないフェイスリフトは、たるみやほうれい線を目立たなくしながら、自然な若返り効果を得られる美容施術として注目されています。ここでは、切らないフェイスリフトの具体的な効果と持続期間について解説します。
切らないフェイスリフトで期待できる具体的な効果
切らないフェイスリフトは、皮膚を切開せずにたるみを引き上げるだけでなく、美肌や小顔といった多面的な変化も期待できる施術です。施術ごとに作用の深さや適した悩みは異なりますが、いずれも自然な若返りを目指せる点が共通しています。代表的な効果には次のようなものがあります。
- 糸リフトやHIFUによるフェイスラインのリフトアップとたるみの改善
- コラーゲン生成を促進することで、肌のハリや弾力が向上
- 高周波や注入施術により、小じわや毛穴の開き、くすみの軽減
- 脂肪除去を通じた輪郭の引き締めと小顔効果
ただし、重度のたるみには十分な効果が得られない場合もあるため、悩みに応じて適切な施術を選ぶことが重要です。
効果はどれくらい続く?施術別の持続期間の目安
切らないフェイスリフトの効果の持続期間は、施術方法によって大きく変わります。たとえば、糸リフトは施術直後からリフトアップ効果を感じやすく、使用する糸の種類や本数にもよりますが、おおむね2か月~半年ほどの持続が期待されます。HIFU(ハイフ)の場合は、施術後1〜3か月かけて徐々に効果が現れ、半年から1年半程度の持続期間が一般的とされています。
また、ヒアルロン酸注入は即時的な変化が得られる施術であり、注入部位や製剤によって6か月〜1年半ほど効果が続くとされています。いずれの方法も、肌質や年齢、生活習慣などの要因によって仕上がりや持続に差が出るため、長期的に若々しさを保ちたい方は、アフターケアの徹底や定期的な施術が欠かせません。
施術直後と数か月後で効果に変化はある?
切らないフェイスリフトは、施術直後と数か月後で効果の現れ方が異なります。たとえば糸リフトは、皮膚を物理的に引き上げるため、直後からフェイスラインの変化を感じやすい点が特長です。ただし、術後1〜2週間ほどは腫れやひきつれが出るケースもあり、その間はリフトアップ効果が実感しづらいこともあります。
しかし時間の経過とともに、体内で糸の吸収が進み、コラーゲンやエラスチンの生成が促されます。これにより、肌のハリや弾力が向上し、より自然な引き締め感や美肌効果を得られるようになります。こうした即効性と持続的な変化の両方を体感できる点が、切らない施術ならではの魅力といえるでしょう。
以下は、効果の変化が見られやすい時期とその特徴をまとめたものです。
時期 | 施術直後〜1週間 | 1週間〜1か月後 | 2〜3か月後以降 |
主な効果と変化 | 即時的なリフト効果とあわせて、腫れや痛みが出ることもある | コラーゲン生成により、ハリや弾力が徐々に高まる | 引き締まった印象が定着し、肌質改善も実感しやすくなる |
このように、施術後の変化は段階的に進行するため、短期的な変化と中長期的な効果の両面から経過を見守ることが大切です。
持続期間に個人差が出る理由とは?
切らないフェイスリフトの効果には個人差があり、その要因は1つではありません。たとえば、若年層で肌に弾力が残っている場合はコラーゲン生成が活発であり、リフトアップ効果が持続しやすい傾向があります。反対に、紫外線によるダメージや喫煙習慣があると、肌の老化が進みやすく、結果として持続期間が短くなることもあります。
効果の長さに影響を与える主な要因として、以下が挙げられます。
- 年齢:若いほど生成力が高く、効果が長く続きやすい
- 肌質やハリの有無:ハリのある肌では変化が出やすく、効果も安定しやすい
- たるみの進行度:軽度であるほど施術の反応が良好になりやすい
- 生活習慣:喫煙や紫外線などによって老化が進行し、効果の維持が難しくなる傾向がある
このように、施術前の肌状態だけでなく、施術後のケアや生活管理も結果に影響を与えるため、自身の肌質や生活習慣を踏まえて施術内容を選ぶことが大切です。
効果を長持ちさせるためにできること
切らないフェイスリフトの効果を長く維持するには、施術後の生活習慣と継続的なメンテナンスが重要です。特に施術から1か月ほどは、マッサージや大きく口を開ける動作を避ける必要があり、歯科治療も控えるのが望ましいとされています。こうした安静期間を守ることで、糸の定着が促され、リフトアップ効果が安定します。
また、半年〜1年を目安に再施術を行うと、コラーゲンの生成が活性化され、持続的な若返り効果が期待できます。さらに、施術を行う医師の技術力も仕上がりに大きく影響するため、信頼できるクリニックを選び、事前に治療方針をしっかり確認しておくことが大切です。
切らないフェイスリフトのダウンタイム・痛み・副作用について

切らないフェイスリフトは、メスを使わずに受けられる手軽な美容施術として人気がありますが、ダウンタイムや副作用がまったくないわけではありません。たとえば糸リフトでは、施術後しばらくは痛みや腫れ、内出血などが生じることがあります。これらの症状は通常3日目をピークに軽減し、1〜2週間程度で落ち着くことが一般的です。ただし、肌質や体調によっては回復に時間を要する場合もあるため、注意が必要です。
なお、発生しやすい症状とその目安期間は以下のとおりです。
- 痛み:施術当日から3日ほどで治まる傾向があり、鎮痛剤で対応可能
- 腫れ・むくみ:約1週間程度で収まり、冷却ケアで軽減できる
- 内出血:1〜2週間続く場合があるが、メイクでカバーしやすい
- 引きつれ感:1週間ほどで自然に改善へ向かうことが多い
また、まれに「糸の透け」「引きつり」「皮膚の凸凹」といった副作用が現れるケースも見られます。これらは医師の技量や施術計画に起因することがあるため、違和感が残る場合は速やかに医療機関へ相談することをおすすめします。
切らないフェイスリフトの料金相場

切らないフェイスリフトの料金は、施術方法や使用される機器・糸の種類、さらにクリニックの立地や医師の技術料によって差があります。特にスレッドリフト(糸リフト)は糸の本数や種類によって価格が大きく変わり、HIFUやRF治療では照射範囲や施術回数が費用に影響します。以下に主な施術ごとの目安をまとめました。
施術法 | スレッドリフト | HIFU(ハイフ) | RF治療 | ヒアルロン酸リフト | 脂肪溶解注射 |
料金相場(税込) | 10万〜40万円程度 | 3万〜15万円程度 | 5万〜20万円程度 | 5万〜15万円程度/1回 | 1万〜3万円程度/1回 |
備考 | 糸の種類・本数により価格差が大きい | 照射範囲が広くなると費用も上がる傾向 | 機器や施術回数によって変動あり | 製剤の種類や注入量に応じて変化 | 複数回(3〜5回)の施術が一般的 |
ただし、これらの金額はあくまでも目安であり、施術内容や目指す仕上がりによって最終的な費用は異なります。事前カウンセリングで見積もりを確認し、施術内容と予算のバランスを十分に検討することが大切です。
切らないフェイスリフトのクリニック選びのポイント

切らないフェイスリフトは、ダウンタイムの少なさや自然な仕上がりから幅広い年代に支持されていますが、満足度を左右するのは「どのクリニックで受けるか」に尽きます。ここでは、後悔しないためのクリニック選びのポイントについて解説します。
経験豊富な医師が在籍しているかがポイント
切らないフェイスリフトを検討する際に、もっとも重視すべきは医師の経験と技術力です。糸リフトやHIFUといった施術は、メスを使わない手軽さが魅力ですが、その効果は施術者の知識や手技によって大きく左右されます。なかでも糸リフトは、糸の選定や挿入角度、固定位置によって仕上がりが異なるため、解剖学的な理解と豊富な症例経験が欠かせません。
安心して施術を受けるためには、次のような観点から医師を選ぶことが重要です。
- 形成外科や美容外科の専門医資格を保有しているか
- 糸リフトやHIFUなどの症例実績が豊富か
- 学会発表や講師・指導者としての活動歴があるか
後悔のない選択をするためにも、医師の経歴や症例写真、使用機器の基準などを事前に確認し、納得したうえで施術を受けることが大切です。
カウンセリングを医師が対応するかを確認
切らないフェイスリフトを安全に受けるためには、施術前のカウンセリングを誰が担当するのかも必ず確認する必要があります。医師以外のスタッフが対応するクリニックでは、リスクや効果の限界、適応範囲についての説明が不十分なまま施術が進んでしまう恐れがあるため注意が必要です。特に糸リフトやHIFUは、たるみの程度や骨格、皮膚の状態などを正確に評価したうえで治療方針を立てる必要があるため、医師自身による診察が不可欠といえます。
以下のような点を確認すると、より信頼性の高いカウンセリングが受けられます。
- カウンセリングを担当するのが専門医資格を持つ医師であるかどうか
- 骨格や皮膚の状態について、触診や視診を通じて丁寧に評価しているか
- 副作用やダウンタイム、施術の限界について明確に説明されているか
医師によるカウンセリングでは、施術の適否だけでなく、なぜ効果が出にくいのか、他の方法の方が適しているのかといった専門的な判断も得られます。納得のいく選択をするためには、こうした説明を怠らないクリニックを選ぶことが大切です。
使用する機器や糸の種類が明示されているかで見極める
切らないフェイスリフトを検討する際には、使用される機器や糸の種類が明示されているかも必ず確認する必要があります。これらの情報は施術効果や持続期間、安全性に直接かかわるため、説明が不十分なまま契約に進むのは避けるべきです。特に糸リフトでは素材の違いによって、期待できる効果や持続力に大きな差が生じます。
たとえば、以下のような糸の特徴があります。
- PDO:安全性が高く、引き締めに適しており、持続期間は約6か月
- PLA:引き上げ力とコラーゲン生成促進が期待され、1.5〜2年程度持続
- PCL:長期的な効果が見込まれますが、熱に弱くHIFUとの併用は注意が必要
また、HIFUやRFなどの機器を使用する施術では、導入機種によって出力の深度や効果に違いが出るため、機種名が明記されているかどうかも重要です。これらの点を事前に提示してくれるクリニックかどうかは、信頼性を見極めるうえで有効な判断材料となるでしょう。
アフターケア体制が整っているクリニックを選ぶ
切らないフェイスリフトを安心して受けるためには、施術後のサポート体制が整っているクリニックを選ぶことも重要です。たとえ施術が成功しても、赤みや腫れといった反応が出ることがあり、そうした場合にすぐ対応してくれる環境かどうかが、満足度を大きく左右します。特に不安が強い方や初めての施術であれば、術後のケア内容まで事前に確認しておくと安心です。
たとえば以下のような点をチェックしておくと、術後のトラブルに冷静に対応できます。
- 経過診察が無料で設けられているか
- 緊急時にすぐ連絡や再診が可能な体制か
- 冷却パックや鎮静剤などのケア用品が支給されるか
- 術後の相談窓口がLINEや電話などで気軽に使えるか
施術前の丁寧な説明も大切ですが、それ以上に「もしもの時にどう対応してくれるか」が重要となります。アフターケアの質まで含めて検討することで、より納得のいくクリニック選びにつながるでしょう。
症例写真や口コミなどの実績情報をチェックする
切らないフェイスリフトを検討する際は、公式サイトやSNSに掲載された症例写真や口コミ情報も事前に確認しておくことが大切です。特に症例写真は、医師の美的感覚や仕上がりの傾向を把握する材料となるため、1枚だけでなく複数の症例を比較し、仕上がりに一貫性があるかを見極めましょう。
さらに、実際の体験談として投稿される口コミには、施術前後の経過や医師の対応についての具体的な情報が含まれていることが多くあります。大手口コミサイトや美容医療アプリも活用し、多角的に情報を集めることが重要です。以下のような点に注目して確認しておくと、より自分に合ったクリニック選びに役立ちます。
- 症例写真の数や施術内容が明確に示されているか
- 口コミの傾向が具体的で偏りすぎていないか
- 経過写真が掲載されており、ダウンタイム中の様子がわかるか
料金体系が明確で納得できるかを確認する
切らないフェイスリフトを検討する際には、施術料金の「内訳」や「追加費用の有無」が明確に説明されているかも必ず確認しておく必要があります。たとえば糸リフトでは、糸の種類や本数によって基本料金が変動するほか、局所麻酔が無料でも静脈麻酔には数万円の追加費用がかかる場合もあります。
また、アフターケアにかかる再診料や処方薬代が別料金となっているケースもあるため、施術費用だけで安易に判断するのは避けましょう。
費用構成の一例としては以下のような項目が挙げられます。
- 基本施術料:糸や機器、注入剤などの種類と使用量で価格が変わる
- 麻酔費用:静脈麻酔の場合は別途費用が発生するケースもある
- アフターケア:再診や処方薬が別料金となるクリニックも存在する
- モニター割引:適用条件に写真提供やSNS掲載が含まれる場合がある
カウンセリングの時点で、これらの費用が施術料金に含まれているかどうかを丁寧に説明してくれるクリニックであれば、金額面でのギャップに悩まされる心配を減らせます。明瞭な料金体系は、納得のいく判断をするうえで重要な指標となるでしょう。
安全性の高い施術を行っているかが重要な判断基準
切らないフェイスリフトを検討する際は、施術の手軽さだけで判断せず、安全性の確保にも注目することが大切です。医療行為である以上、低侵襲な施術であってもリスクは存在し、特に糸リフトは神経や血管に近い部位へ挿入するため、高度な解剖学的知識と繊細な技術が求められます。
安全性を見極めるためには、医師が形成外科や美容外科の専門資格を持っているか、施術室が清潔で感染対策が徹底されているか、麻酔や緊急時の対応体制が整っているかといった点を事前に確認しておくと安心です。加えて、合併症の可能性や万が一の対処法について丁寧な説明が行われているかも見逃せません。これらの要素が揃っているクリニックであれば、患者の不安にも真摯に向き合ってくれる姿勢が期待できるでしょう。
切らないフェイスリフトについてよくある質問

美容医療初心者の方にとって、切らないフェイスリフトは興味深い一方で、「本当に効果があるの?」「仕事に支障は?」「失敗することは?」といった不安もつきものです。ここでは、切らないフェイスリフトに関してよくある質問とその回答をわかりやすく解説します。
どの年齢層に効果がありますか?若くても受けられますか?
切らないフェイスリフトは、年齢にかかわらず幅広い世代が受けられる美容医療ですが、目的や効果の現れ方には年齢層ごとに特徴があります。たとえば30代では、将来的なたるみを予防しつつフェイスラインを軽く引き締めたい方が多く、HIFUやミドルリフトといった比較的軽めの施術が選ばれやすくなります。
一方で40代以降になると、明らかなたるみの改善を目的に、糸リフトやヒアルロン酸注入などが検討される傾向にあります。こうした傾向はあるものの、施術選びで重要なのは年齢そのものよりも、現在の肌状態に着目することです。後悔を避けるためにも、まずは医師による丁寧なカウンセリングを受け、自分に最適な方法を見極めることが大切です。
施術後すぐに仕事やメイクはできますか?
切らないフェイスリフトは、ダウンタイムが比較的短いため、多くの場合は施術当日や翌日から通常の生活に戻ることが可能です。特にHIFUやRF治療、ヒアルロン酸注入などは、施術部位を避ければ当日のメイクも許容されることが多く、仕事への復帰も翌日には支障が出にくいとされています。
一方で、糸リフトに関しては、まれに腫れや内出血が見られるため、メイクの再開は翌日以降、出勤は2〜3日後から1週間程度を目安とすると安心です。
以下に、施術ごとの仕事およびメイクの再開時期の目安を挙げておきます。
施術法 | HIFU・RF治療 | ヒアルロン酸注入 | 糸リフト |
メイク再開 | 当日〜翌日 | 当日(注入部以外) | 翌日以降(腫れ次第) |
出勤再開目安 | 当日〜翌日 | 翌日以降 | 2〜3日後〜1週間程度 |
ただし、実際の経過には個人差があるため、施術後の行動については医師の指示に従い、無理のないスケジュールを立てることが大切です。
何回も繰り返し施術を受けても大丈夫ですか?
切らないフェイスリフトは、基本的に何度でも繰り返し受けることができます。特に糸リフトやHIFU(ハイフ)などは、効果の持続期間が限られているため、定期的な再施術を選択する方は少なくありません。ただし、頻繁に受けすぎると皮膚や組織に負担がかかる恐れがあるため、適切な間隔を空けながら行うことが重要です。
施術法ごとの推奨される施術間隔の目安は、以下のとおりです。
- 糸リフト:半年〜1年に1回程度
- HIFU(ハイフ):3〜6か月に1回程度
- ヒアルロン酸注入:6か月〜1年ごとが目安
いずれの施術も、効果を持続させるには継続が必要ですが、回数を重ねるほどリスクも高まります。たとえば、過度な施術は表情の不自然さや皮膚の凸凹を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
再施術を検討する際は、現在の肌の状態や前回の反応を踏まえ、必ず医師と相談のうえで計画を立てるようにしましょう。
失敗やリスクはありますか?どう防げますか?
切らないフェイスリフトは手軽にリフトアップ効果を得られる施術として注目されていますが、一方で「引きつり」「左右差」「凸凹感」「効果が乏しい」などの失敗例が報告されているのも事実です。特に糸リフトでは、糸の挿入位置や皮膚の厚み・たるみの程度が仕上がりに大きく影響し、違和感が残るケースも見受けられます。また、肌質や加齢による変化に対して施術法が適していない場合、期待したほどの効果が得られない可能性もあります。
このようなリスクを避けるには、信頼できる医師と慎重に相談しながら施術方法を選ぶことが重要です。たとえば、表情の引きつれは糸の挿入角度や固定のバランスが原因で生じることが多く、左右差はたるみの程度に応じた適切な調整がなされていない場合に起こりやすいとされています。さらに、効果が薄くすぐ戻ってしまうケースでは、肌状態と施術法の相性が合っていないことが考えられます。
施術前のカウンセリングでは、自分の悩みや希望を正確に伝え、医師からリスクや限界についての説明をしっかりと受けておくことが大切です。
まとめ:切らないフェイスリフトは手軽に若返りを目指せる選択肢

切らないフェイスリフトは、加齢によるたるみや輪郭のもたつきに悩む方でも、メスを使わず自然に若返りを目指せる美容医療です。糸リフトやHIFU、ヒアルロン酸注入など多彩な施術があり、それぞれに適した年代や悩みに応じた効果が期待できます。ダウンタイムの少なさや仕上がりのナチュラルさから、美容医療初心者にも人気の高い治療法といえるでしょう。
もし施術に不安がある方は、すべての工程を院長自らが担当し、料金明瞭・安心の体制が整った「横浜美容クリニック」での相談をおすすめします。納得のいくカウンセリングを通じて、自分に合った若返りプランを見つけましょう。