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2025年12月16日

切るタイプと切らないタイプのフェイスリフトの種類を徹底比較!

切るタイプ切らないタイプのフェイスリフトを徹底比較。各施術の仕組み・効果・費用・持続期間・リスクの違いをわかりやすく解説します。自分に合ったリフトアップ法を見極める参考にしてください。

年齢を重ねるにつれ、頬やフェイスラインのたるみが気になりはじめる方は多くいます。そんな悩みに対して人気なのが「フェイスリフト」と呼ばれる若返り治療です。しかし、フェイスリフトには「切るタイプ」と「切らないタイプ」があり、施術方法や効果、ダウンタイム、費用、リスクなども大きく異なります。SNSや口コミでは芸能人の失敗例が話題になることもあり、「どれを選べばいいの?」「本当に安全なの?」と不安に思う方も少なくありません。

そこで今回は、代表的なフェイスリフトの種類を体系的に整理し、それぞれの違いや特徴をわかりやすく比較解説します。後悔のない選択ができるよう、ぜひ参考にしてみてください。

目次

フェイスリフトとは?

年齢とともに進行する顔のたるみやしわに対し、見た目の若返りを図る美容施術として注目されているのが「フェイスリフト」です。ここでは、フェイスリフトの概要や仕組み、改善できる部位について解説します。

フェイスリフトの基本的な仕組み

フェイスリフトとは、加齢によって生じた顔のたるみや崩れた輪郭を引き上げ、若々しい印象を取り戻す美容医療の一つです。施術方法は大きく「切るフェイスリフト」「切らないフェイスリフト」に分けられ、それぞれ効果やアプローチに違いがあります。

切るタイプでは、皮膚や筋膜(SMAS)を深層から引き上げるため、変化が明確で長期的な持続が見込めます。一方、糸や照射機器を用いる切らないタイプは、比較的手軽でダウンタイムも短く、初めての方にも取り入れやすい美容医療といえるでしょう。たるみの深さや生活スタイルに応じて、自分に適した施術を見極めることが大切です。

しわ・たるみが起こる原因

年齢とともに肌のハリを支える組織が弱まり、しわやたるみが目立ちやすくなります。その背景には、コラーゲンの減少だけでなく、筋肉や皮下組織のゆるみ、そして外的刺激によるダメージの蓄積があるのです。こうした変化は複数の要因が重なって進行するため、主な影響を整理すると次のようになります。

  • コラーゲンが減りやすくなることで、弾力の低下につながる
  • 筋肉や靭帯がゆるみ、輪郭がぼやけやすくなる
  • 紫外線や表情の癖が肌へ負担をかけ、細かな線が固定されやすくなる
  • 乾燥や血行不良が新陳代謝を鈍らせ、老け見えが加速する

顔は構造が繊細なうえ、日常的に動きの多い部位のため、変化が表れやすい傾向があります。そのため、自分の肌に起きている要因を把握しておくことが、適切なフェイスリフト方法を選ぶ判断材料になります。

フェイスリフトで改善できる部位

フェイスリフトは、加齢によるたるみに対応し、顔全体の印象を若々しく整える施術です。施術範囲は悩みの部位やたるみの程度により異なりますが、次のような部位で効果が期待できます。

  • 頬・フェイスライン:もたついた輪郭を引き締め、立体感を取り戻す
  • ほうれい線:深いしわを和らげ、老けた印象を軽減
  • マリオネットライン:口元の影を薄くし、表情を明るく見せる
  • あご下・首:二重あごや首のたるみを整え、すっきりした印象へ

施術方法によって対応できる部位は異なります。たとえば、糸リフトは比較的手軽な反面、改善範囲に限界がある場合もあるのです。一方で、切開を伴うリフトは深層から引き上げられるため、根本的なたるみ改善に向いています。仕上がりの自然さや希望部位に応じて、適切な施術を選ぶ視点が大切です。

フェイスリフトの施術種類一覧

フェイスリフトには、メスを使わずにリフトアップを図る切らない施術と、より本格的にたるみを引き上げる切る施術があります。ここでは、代表的なフェイスリフトの種類とそれぞれの特徴について紹介します。

切らないタイプのフェイスリフトの種類一覧

年齢を重ねるとともに現れるフェイスラインの緩みやしわに対して、「切らずに改善したい」と考える方は少なくありません。ここでは、「切らないタイプ」のフェイスリフトの代表的な種類について紹介します。

糸リフト(スレッドリフト)

糸リフトは、皮膚の内側に特殊な糸を挿入し、たるみを物理的に引き上げる切らないフェイスリフトの一種です。使用される吸収糸はPCL・PDO・PLAなどがあり、体内で分解される過程でコラーゲン生成を促します。フェイスラインや口元、頬の引き締めに向いており、ダウンタイムが短く日常生活に支障が出にくい点も魅力です。

なお、糸の素材や形状、挿入方向によって効果や持続期間に差が生じるため、自身の悩みに適したタイプを選ぶことが大切です。

ハイフ(HIFU)

ハイフ(HIFU)は、メスを使わずにたるみを引き上げる非侵襲的なフェイスリフト施術の1つです。高密度の超音波を肌の深層に照射し、SMAS層へ熱エネルギーを届けることで、たるんだ組織を内側から引き締めていきます。このプロセスにより、タイトニング効果が期待できるのです。

肌の表面を傷つけることがないためダウンタイムは非常に短く、施術当日からメイクができる場合もあります。痛みも軽度とされ、施術時間も比較的短いため、忙しい日常の中でも取り入れやすい点が支持されています。効果は即座に現れるというより、1〜2か月かけて徐々に肌が引き締まっていくのが特徴です。自然な若返りを目指す30〜50代の女性にとって、無理なく続けやすい選択肢といえるでしょう。

サーマクール(高周波RF)

サーマクールは、高周波(RF)エネルギーによって肌の深層を加熱し、たるみの原因となるコラーゲンのゆるみを引き締める施術です。この熱刺激により、コラーゲンの再構築も促されるため、肌には次第にハリと弾力が戻ってきます。切開を伴わない点が大きな魅力で、ダウンタイムも最小限に抑えられます。フェイスラインや頬のもたつきが気になる方に向いており、忙しい日常の中でも受けやすい治療といえるでしょう。

効果の持続期間は6か月から1年程度とされ、定期的な施術によって若々しい印象を維持しやすくなります。切開に不安がある方にも選ばれている人気のアプローチです。

レーザーリフト

レーザーリフトは、高周波や赤外線などのエネルギーを肌に照射し、真皮層へ熱刺激を与えてコラーゲンの生成を促進する施術です。メスを使わずに肌のたるみや小じわをケアできるため、痛みやダウンタイムが少なく、忙しい方でも取り入れやすい点が特長といえます。

特にフェイスラインや口元のゆるみに効果が期待され、自然な引き締まりを望む人に向いています。効果の持続は3〜6か月程度とされ、定期的な施術で安定したタイトニングが可能です。手軽かつ安全性を重視する方に選ばれています。

ヒアルロン酸注入リフト

ヒアルロン酸注入リフトは、皮下にヒアルロン酸を注入し、たるみやしわで失われたボリュームを補うことで、引き上げたような印象を与える施術です。メスを使わず施術時間も短いため、ダウンタイムが少なく、仕事や家庭に支障をきたしにくい点が魅力といえます。主にほうれい線やマリオネットライン、ゴルゴ線の改善に適しており、注入直後から変化を実感できるケースも少なくありません。

効果の持続は6か月から1年程度とされ、比較的手軽にエイジングケアを始めたい方に人気があります。痛みやリスクも比較的抑えられており、美容医療初心者でも安心して検討しやすい施術の1つです。

ボトックスリフト

ボトックスリフトは、切開せずにフェイスラインの緩みやエラ張りを整えたい方に適した施術です。ボツリヌストキシン製剤を筋肉へ注入し、表情筋の過度な緊張をゆるめることで輪郭をすっきり見せる仕組みとなっています。顔のシャープさが薄れてきた、口角が下がりやすくなったと感じる年代に人気があり、短時間で受けられる点も支持されているのです。

施術後の腫れはほとんど見られず、忙しい生活の中でも取り入れやすい点が魅力といえます。効果はおよそ3〜6か月続き、定期的に受けることで自然な印象を保ちやすくなります。美容医療が初めての方でも検討しやすい施術です。

切るタイプのフェイスリフトの種類一覧

加齢によるたるみやしわを根本から改善したい場合、「切るタイプ」のフェイスリフトは効果的な施術になります。ここでは、切るタイプのフェイスリフトの代表的な施術種類について紹介します。

こめかみリフト(テンポラルリフト)

こめかみリフト(テンポラルリフト)は、側頭部の生え際を小さく切開し、目尻から頬骨付近にかけて皮膚や筋膜を丁寧に引き上げる施術です。外側の眉下が下がりやすい年代の方に向いており、目元の陰りが和らぐことで表情が明るく見えるようになります。顔全体を大きく変えるのではなく、上顔面の印象を自然に整えられる点が支持される理由です。

加齢で疲れたように見えると感じている方にも適しており、比較的短いダウンタイムで済むため、日常生活への戻りやすさを重視する方にも選ばれる傾向があります。切開法の中では負担が軽めで、仕上がりの自然さを求めたい方にも向いている施術といえるでしょう。

前額リフト

前額リフトは、額や眉のたるみを土台から引き上げる外科的な若返り施術です。額の生え際または頭皮内を切開し、皮膚と筋膜を上方向へ固定するため、眉の位置が自然に持ち上がり、重たく見えるまぶたや深いしわの改善につながります。

加齢によって表情が沈んで見える方にとって、上顔面の印象を明るく整える効果が期待できます。切開を伴う以上、一定のダウンタイムは避けられませんが、持続期間が長い点は大きな魅力といえるでしょう。仕上がりの変化をしっかり感じたい方に向いた施術です。

ミニリフト

ミニリフトは耳の前からこめかみにかけて切開し頬全体のタルミを引き上げる施術です。30代~40代の頬の弛み始めが気になる方に適応にります。耳の前だけで処理するため、タルミを取り除く量はフルフェイスリフトと比べていくらか少なめになります。

ホウレイ線、マリオネットラインが改善します。ただしダウンタイムはフルフェイスリフトと同じです。また、10代~20代で頬骨やあごの骨切り、脂肪吸引を過度に行い、頬の皮膚が弛んでしまった方も適応になります。もちろんSMASの引き上げも同時に行います。

ネックリフト

ネックリフトは、首元のたるみやフェイスラインのもたつきを改善する切開型のフェイスリフトです。耳の後ろから髪の生え際にかけて皮膚を切開し、余分な脂肪や皮膚を取り除いた後、筋膜層をしっかり引き上げることで、輪郭を整えながら首元を若々しい印象へ導きます。

特に、加齢とともに目立ちやすくなる二重あごや首のしわに効果を発揮し、顔からデコルテにかけて全体的な印象を引き締めたい方に適しています。効果の持続期間が比較的長く、自然な仕上がりを望む方からも高い支持を得ている施術です。

フルフェイスリフト

フルフェイスリフトは、顔から首元までの広い範囲に生じたたるみをまとめて改善する切開式の施術です。こめかみ付近から耳の後ろにかけて皮膚を切開し、深層のSMASを引き上げることで、頬のもたつきやフェイスラインの乱れ、二重あご、首のしわにまで効果がおよびます。皮膚のみを引っ張る方法とは異なり、筋膜をしっかりと固定するため、仕上がりの自然さと持続力の高さが期待できます。

加齢による複数の悩みを一度に整えたい方や、切らない施術では変化を実感しにくかった方にとって、効果的な施術といえるでしょう。

【項目別】切らないフェイスリフトと切るフェイスリフトの違いを比較

加齢に伴うたるみやフェイスラインの崩れに悩む方にとって、フェイスリフトは効果的な施術です。ここでは、両者の違いを項目別に比較して解説します。

施術方法の違い

切らないフェイスリフトと切るフェイスリフトは、アプローチ方法や施術の深さに明確な違いがあります。切らないタイプは、HIFU(高密度焦点式超音波)やRF(高周波)、スレッドリフト(糸)などを使い、皮膚の内側に刺激を与えることで、たるみの引き締めを促します。肌表面に傷ができにくく、日常生活への影響が少ないのが特徴です。

一方で、切るフェイスリフトはメスを使って皮膚を切開し、皮下組織や筋膜(SMAS層)を引き上げて縫合する外科的手法です。広範囲のリフトアップに対応でき、効果の持続性も高くなりますが、術後の腫れやダウンタイムには注意が必要となります。

それぞれの施術の主な違いを以下にまとめました。

項目方法傷跡ダウンタイム効果の持続期間向いている人
切らないフェイスリフ.
HIFU・RF・スレッドなどなし(または最小限)数日〜1週間程度半年〜1年程度軽度なたるみ・初期の老化サインが気になる人
切るフェイスリフトメスで切開し、皮膚・SMASを縫合あり(耳の後ろなど目立たない部位)1〜2週間以上数年単位の長期効果中〜重度のたるみを根本改善したい人

自身の年齢やたるみの程度、生活スタイルに合わせて選ぶことで、満足度の高い仕上がりを期待できます。

効果の違い

切るフェイスリフトと切らないフェイスリフトでは、得られる効果に明確な差があります。切る施術は皮膚の下にある筋膜(SMAS)層や脂肪にも働きかけられるため、輪郭のゆるみや深いたるみまでしっかり改善でき、高いリフト効果が長期的に続く点が特徴です。

これに対し、切らない施術は超音波・高周波・糸などによって皮膚の浅い層へ刺激を与える方法で、ハリの向上や軽度のたるみには適していますが、変化の大きさや持続期間は限定的といえます。自然な若返りを望む場合は切らない施術が選択肢となり、より大きな変化や広範囲のたるみ改善を目指す方には切る施術が適しています。

持続期間の違い

切るフェイスリフトは、皮膚や筋膜を物理的に引き上げるため、比較的長期間にわたりリフトアップ効果が続きます。一方、切らないフェイスリフトは糸や照射機器を使った施術であり、効果の持続性にやや限りがあります。施術ごとのおおよその持続期間は以下のとおりです。

  • 切るフェイスリフト:約5〜10年
  • 糸リフト(スレッドリフト):約1〜2年
  • HIFU(ハイフ):約6か月〜1年
  • レーザー・RF系:同じく約6か月〜1年

年齢や肌状態によって前後する場合はありますが、根本的なたるみ改善を重視するなら、切るタイプのほうが適しています。

ダウンタイムの違い

フェイスリフトを検討する際に多くの方が気にするのが「ダウンタイムの長さ」です。切らないフェイスリフトはメスを使用しないため、術後の回復が早く、当日中にメイクや外出が可能な場合もあります。軽度の腫れや内出血が見られることはあるものの、数日から1週間程度で落ち着くのが一般的です。

一方で、切るフェイスリフトは皮膚の切開や縫合を伴うため、腫れやむくみ、つっぱり感が比較的強く出やすく、回復まで2〜4週間を要することがあります。腫れが完全に引くまでに1〜2か月かかるケースもあり、仕事や家事への影響を考慮したスケジュール調整が重要です。施術を選ぶ際は、効果の大きさだけでなく、日常生活への負担も踏まえて検討することが求められます。

費用の違い

切らないフェイスリフトと切るフェイスリフトでは、施術の内容だけでなく費用にも明確な違いがあります。切らない施術は比較的手軽に受けやすく、症例や範囲によって金額は異なるものの、一般的な価格帯は以下のとおりです。

  • 糸リフト:10万〜30万円
  • HIFU(ハイフ):5万〜30万円
  • 切開フェイスリフト:80万〜150万円以上
  • ミニリフト(部分切開):30万〜50万円(60万~80万円)

切開手術は医師の技術力や設備、麻酔費用も含まれるため高額になりやすい一方で、長期的な効果が期待できます。対して、切らない施術は初期費用は抑えやすいものの、効果の持続が短いため定期的なメンテナンスが前提となるケースが多く、結果として総額が膨らむ可能性もあります。

費用面だけで判断せず、仕上がりの自然さダウンタイム通院のしやすさなども踏まえて、無理のない選択を心がけましょう。

リスク・副作用の違い

フェイスリフトには「切る施術」と「切らない施術」があり、それぞれでリスクや副作用の特徴が異なります。切らない施術は肌へのダメージが少なく、腫れや内出血は数日程度で治まることが多い反面、糸の露出や左右差などのリスクも否定できません。一方、切る施術は大きな効果が得られる一方で、感染や神経障害、傷跡の残存といったリスクも伴います。

以下に、代表的な副作用とその違いをまとめました。

リスク・副作用腫れ・内出血感染リスク神経障害(まひ等)傷跡・縫合痕仕上がりのムラ
切らないフェイスリフト軽度〜中等度(数日〜1週間で回復)低め(注射や糸挿入部位など)稀に違和感やしびれを感じることがある基本的に目立たない糸の位置や左右差によって不均等になる場合がある
切るフェイスリフト中〜重度(2週間以上かかる場合も)低め一時的な知覚鈍麻が生じることがある髪の生え際や耳裏などに薄く残る可能性がある引き上げすぎによる不自然な仕上がりに注意が必要

仕上がりの違い

切るフェイスリフトは、皮膚だけでなく筋膜(SMAS層)まで引き上げるため、フェイスラインから首元まで大きく印象を変えることが可能です。たるみが進行している方や、長期間にわたる効果を希望する方に適しており、高いリフトアップ効果が見込まれます。

一方で、切らないフェイスリフトはHIFUや糸リフトによってナチュラルな変化をもたらすのが特徴で、肌質の改善や軽度なたるみに効果的です。目立たず自然な仕上がりを求める方に向いています。以下に両者の違いをまとめました。

項目引き上げの強さ印象の変化適応自然さ
切るフェイスリフト強い(SMAS層まで)大きな変化が得られる中〜重度のたるみやや人工的になる場合も
切らないフェイスリフト引き上げる効果は無いが 引き締める効果はある自然な変化にとどまる軽度のたるみよりナチュラル

たるみの状態や理想の仕上がりに合わせて、施術法を見極めることが大切です。

向いている人の違い

切らないフェイスリフトは、美容医療が初めての方や軽度なたるみに悩む30〜40代前半の方に適しています。ダウンタイムが短く、日常生活に支障をきたしにくいため、仕事や家庭との両立を重視する方にも向いています。

一方で、切るフェイスリフトは、明確なリフトアップ効果を求める40代後半以降の方や、たるみの進行が気になる方におすすめです。より長期的な改善を期待できる点が特徴といえるでしょう。以下に、それぞれの施術が適している人の傾向を表にまとめました。

施術タイプ切らないリフト切るリフト
向いている人の傾向・美容医療が初めて
・軽度なたるみ
・忙しくて時間が取れない人
・たるみが中等度以上
・しっかり変化を求める
・長期効果を重視する人

自分の年齢やライフスタイルに合わせて、施術を選ぶことが重要です。

フェイスリフトの施術に関するよくある質問

フェイスリフトを検討している多くの方が気になるのが、効果の持続期間やダウンタイム、リスク、副作用、術後の通院などの具体的な疑問です。ここでは、フェイスリフトに関するよくある質問とその答えをわかりやすく解説します。

フェイスリフトの効果はどのくらい持続しますか?

フェイスリフトの効果は、施術の種類によって大きく変わります。切開を伴う外科的フェイスリフトは持続力に優れ、5〜10年の効果が期待できます。一方、切らない施術は負担が少ない反面、持続期間は比較的短いです。

それぞれの施術について、効果の持続期間と特徴を整理すると以下のようになります。

  • 切開フェイスリフト:5〜10年程度。深層組織まで引き上げるため高い効果が得られる
  • 糸リフト(溶ける糸):6か月〜1.5年。ダウンタイムが短く手軽に受けやすい
  • HIFU:6か月〜1年。肌に傷をつけずに引き締められる非侵襲施術
  • ヒアルロン酸注入:数か月〜1年程度。ピンポイントでのハリ改善に向く

持続期間は個人差もありますが、施術後の生活習慣やスキンケア、定期的なメンテナンスにより、効果をより長く維持しやすくなります。自身の年齢や悩みに合わせて、無理のない選択を心がけることが大切です。

手術の痛みや麻酔はどのように行われますか?

フェイスリフトにおいては、施術の種類によって麻酔方法や痛みの程度が異なります。切開を伴うタイプでは、術中に痛みを感じないよう全身麻酔や静脈麻酔が用いられ、手術中の不快感は基本的にありません。術後には腫れや鈍い痛みが生じる場合がありますが、処方された鎮痛薬で軽減が可能とされています。

一方、糸リフトやHIFU(ハイフ)などの切らない施術では、局所麻酔や表面麻酔が使用されることが多く、施術中にチクチクとした刺激や引きつれ感を覚えることがあります。

施術法切開リフト痛みの糸リフトHIFUなど照射系

使用される麻酔
局所麻酔局所麻酔・表面麻酔表面麻酔(無麻酔の場合も)

痛みの傾向
術中は無痛で、術後に腫れや鈍痛が残ることもある軽い引きつれ感や刺激を感じるケースが多いピリピリとした熱による刺激を伴うことがある

痛みの感じ方には個人差があるため、施術前のカウンセリングでは不安や希望をしっかり伝えることが重要です。クリニックによって麻酔の対応が異なる場合もあるため、丁寧な説明と信頼できる対応をしてくれる医師を選ぶことが、安心して施術を受けるための第一歩となります。

ダウンタイムはどのくらい続きますか?

フェイスリフトのダウンタイムは、施術の方法によって差があります。特に「切らない施術」と「切る施術」では、回復までの期間や日常生活への影響に違いが見られます。選択時の参考として、以下のような傾向があります。

  • 糸リフトは比較的軽度で、腫れや内出血は数日〜1週間程度で治まりやすい
  • 切開リフトでは腫れが強く出やすく、1〜2週間は安静が望ましい

完成形になるまでは、どの施術でも1〜3か月ほどかけて自然な仕上がりに整っていきます。施術直後にメイクや洗顔が可能な場合もありますが、無理をせず医師の指示を守ることが重要です。事前にスケジュールや休暇を見直し、無理のない計画を立てましょう。

傷跡はどの程度目立ちますか?

フェイスリフト後の傷跡の目立ちやすさは、施術の方法や医師の技量、体質によって左右されます。切るタイプの場合は、耳の前後髪の生え際など目立ちにくい部位を切開するため、術直後は赤みや腫れが見られることもありますが、時間の経過とともに肌になじみ、次第に目立たなくなります。なかでも縫合技術に優れた医師による施術では、最終的に傷跡がほとんど気にならない仕上がりになることもあるようです。

一方、糸リフトやHIFUなど切らない施術では、施術部位に小さな針穴や赤みが数日間残る程度で、日常生活に支障をきたすことはほとんどありません。いずれの方法でも、術後のケアを丁寧に行うことが、傷跡を目立たせないための大切なポイントとなります。施術前には、医師とのカウンセリングで仕上がりのイメージやリスクについて十分に確認しておきましょう。

フェイスリフトと糸リフトはどう違いますか?

フェイスリフトと糸リフトは、どちらも顔のたるみを整える施術ですが、方式や持続力に大きな差があります。フェイスリフトは皮膚や筋膜(SMAS)を切開して深部から引き上げる外科手術で、変化が明確で長期的な効果が期待できます。一方、糸リフトは皮下に糸を挿入して内側から支える方法で、切らずに行えるため日常への負担が小さい点が特徴です。以下に両者の違いをまとめました。

項目方法持続期間ダウンタイム費用向くケース
フェイスリフト皮膚・筋膜を切開し深層を引き上げる糸を通して内側から固定する1〜2週間ほど80〜150万円以上たるみが強い場合や長期効果を希望する人

糸リフト
およそ5〜10年約6か月〜1年半数日〜1週間10〜50万円前後軽度のたるみや短期回復を優先する人

それぞれにメリットと注意点があるため、自分の状態や希望に沿って選ぶ姿勢が大切です。施術前には、悩みや不安を医師に伝えながら適した方法を検討すると安心につながります。

手術後の腫れや内出血はいつ引きますか?

フェイスリフト後の腫れや内出血は、多くの方が慎重に確認したい点です。腫れのピークは通常2〜3日で、その後はゆるやかに落ち着いていきます。1〜2週間ほど経つと見た目の変化はかなり軽減され、メイクで自然に隠せる段階に近づくでしょう。術後1か月ほどが経過すると仕上がりがより自然になり、周囲から気づかれることも少なくなっていきます。

一方で、切開を伴う施術は組織への働きかけが深いため、むくみや違和感が残る期間が長くなることがあります。回復が完全に整うまで2〜3か月ほど必要になるケースもあり、個々の体質や年齢によって経過に差が出やすい点は理解しておきたいところです。術前の体調管理や、術後の冷却・禁酒・禁煙といったケアを意識すると、回復の進み方が安定しやすくなります。安全性と自然な仕上がりを重視するためにも、事前に医師の説明を十分に確認し、無理のないスケジュールで施術を検討してください。

何歳くらいからフェイスリフトを受けるのが良いですか?

フェイスリフトを検討し始めるタイミングは、たるみが気になり始める時期に合わせるのが理想とされます。一般的には40代後半〜50代が目安とされますが、たるみの程度や肌質によっては、より早い段階から選択肢に入ることもあるでしょう。特に糸リフトやHIFUなどの切らない施術は、比較的早い年齢層から取り入れられる傾向にあります。

以下は、年代ごとに選ばれやすい施術の一例です。

  • 30代:軽度のたるみには糸リフトやHIFU
  • 40代:フェイスラインの崩れに糸リフト+注入治療
  • 50代:深いたるみにはSMASやディーププレーン(フルフェイスリフト)など切開系

年齢だけでなく、悩みの深さやダウンタイムの許容度も施術選びの重要な判断材料です。

男性でもフェイスリフトは受けられますか?

男性でもフェイスリフトを受けることは可能であり、実際に施術を希望する方が近年増加しています。加齢によるフェイスラインの崩れや老けた印象に悩む男性が、美容医療に関心を持つケースが増えてきたためです。男性は皮膚が厚くヒゲもあるため、傷跡の位置や仕上がりにおいては、女性とは異なる配慮が求められます。特に「不自然に見えないか」や「ヒゲの生え方に影響が出ないか」といった懸念は多くの方が抱く傾向にあります。

そのため、デザイン力や施術経験の豊富な医師による対応が重要です。また、リフトの引き上げ方やダウンタイムの受け止め方も男女で違いがあるため、男性の症例実績が多いクリニックを選ぶことが、満足度の高い結果につながります。性別に応じた適切なアプローチにより、安心して若々しさを取り戻すことができるでしょう。

他院で受けた手術の修正は可能ですか?

他院で受けたフェイスリフトの修正は、多くのクリニックで対応しています。たとえば「引きつれが残っている」「左右差が気になる」「リフト効果が足りない」といった悩みに対し、再手術を提案されることもあるでしょう。

ただし、前回の施術による癒着や皮膚の損傷の程度によっては、施術内容に制限がかかる可能性があります。修正の可否は医師の診察によって総合的に判断されるため、施術歴や経過写真などの情報を正確に伝えることが重要です。不安がある場合は複数の医師に相談し、修正手術の経験が豊富な医療機関を選ぶのが賢明でしょう。

術後のアフターケアや通院は必要ですか?

フェイスリフト施術後は、種類を問わず一定のアフターケアや通院が必要になるケースが多く見られます。なかでも切開を伴う施術では、術後1週間ほどで抜糸を行うため、必ずクリニックへの来院が求められます。

さらに、腫れや内出血、感染の兆候がないか確認する診察も欠かせません。加えて、洗顔やメイクの再開時期、スキンケアの注意点なども医師の指導に従うことで、回復がスムーズになります。

一方、糸リフトやHIFUといった切らない施術であっても、術後の経過を確認する目的で数日〜1週間以内の受診が推奨される場合があります。良好な仕上がりを維持するためには、術後の過ごし方を含めて医師との連携を大切にすることが重要です。

まとめ:自分に合ったフェイスリフトの種類を見極めて、後悔のない選択をしよう

フェイスリフトには、切らないタイプから切るタイプまで多様な施術があり、それぞれに効果・持続期間・費用・ダウンタイムなどに違いがあります。自分に合った方法を選ぶには、たるみの度合いや年齢、ライフスタイルに応じて、特徴を比較検討することが欠かせません。また、失敗を避けるためにも、医師の技術力や症例実績、カウンセリング対応の丁寧さなども重視すべきポイントです。

「どの施術が自分に適しているかわからない」「自然に若返りたいけれどリスクが不安」と感じている方は、まず信頼できる医師による診断を受け、納得のいく方法を選ぶことが大切です。施術ごとの違いをしっかり理解し、自分にぴったりのフェイスリフトを見極めて、後悔のない若返りを実現しましょう。

横浜美容クリニックでは、カウンセリングから施術、アフターケアまで院長が一貫して担当し、患者様一人ひとりに合わせた丁寧なサポートを行っています。豊富な実績と安心できる料金体制に加え、充実したアフターフォローで術後の不安にも対応しているのが特長です。フェイスリフトを検討される方は、信頼できる環境で納得のいく相談を重ね、安心して理想の若返りを実現しましょう。

SUPERVISING DOCTOR 監修医情報

院長 白井 邦雄

  • 1984年 聖マリアンナ医大 卒業
  • 1998年 横浜美容クリニック 開業
  • 日本美容外科学会会員
  • 日本整形外科学会会員
  • 日本美容外科医師会会員

十仁病院横浜院、その他大手美容外科病院の院長として30年の経験、
実績がある美容外科の第一人者。
誠実で良心的な医療に対する真摯な姿勢が、多くの患者様から信頼され共感を生んでいる。