数はそれほど多くはありませんが、時々他院で受けた隆鼻術のプロテーゼを取りたい、
という希望の患者さんがいらっしゃいます。
鼻先が赤くなっている、プロテーゼが曲がって入っている、見た目が不自然である、
等のトラブルが、取りたい理由である方はほとんどいらっしゃいません。

実際に診察をしてみても、特に術後のお鼻の状態に問題がある方は
ほとんどいらっしゃいません。
仕上がりも自然で、キレイなお鼻の方がほとんどです。

現代の隆鼻術は非常に安全性が高く、将来何かの原因でトラブルになる事は非常に稀です。
プロテーゼ自体の安全性も非常に高いです。
何年か後に、メンテナンスのために入れ替える、等の必要は全くありません。

ではプロテーゼを取りたい理由は何なのでしょうか。
理由を聞いてみると、プロテーゼが入っていることへの罪悪感、子供が出来たので
他人にばれないか不安である、等の理由が非常に多いのです。

もちろん、術後何年たっていても、プロテーゼを抜去は可能ですし、抜去に伴う
リスクもありませんので、本人が希望されれば簡単に取り除くことが可能ｊです。

右の鼻の穴の入口よりもやや中で切開しますので、傷跡もわかりません。
急に鼻が低くなり、周りにばれないか心配される方もいらっしゃいますが、
急に低くはならないので大丈夫です。

プロテーゼを入れると、しばらくしてプロテーゼの周りに繊維質の膜（カプセル）が
出来ます。これは身体の異物に対する防御反応なので、異常なことではありません。
プロテーゼの抜去時にはこのカプセルは残します。
ほんの少しですが、このカプセルの分の高さが残ります。

理由は何であれ、プロテーゼの抜去を希望される方。
簡単に抜去可能ですよ。